3年生生物の授業を紹介します
3年生の生物の授業を紹介します。単元は、「生殖と発生」(遺伝座と遺伝子型)です。
教科書の本日の学習内容について説明がありました。DNAから構成されている染色体について、生徒に質問しながら授業が始まりました。染色体のモデル図を板書し、前回まで学習したメンデルスの法則について触れ生徒に質問し、優性の法則と生徒から解答を引き出しています。これは、前時と本時の知識を体系的につなぎ、知識を確なものにするために、重要事項の確認であると感じました。
また、X染色体に赤色、緑色を判別する遺伝子の存在する場所を遺伝子座と言う説明がありました。同じタイプの遺伝子の組み合わせをホモ接合、テヘロ接合と説明がありました。今後一般的に使われる可能性の有る「顕性」の紹介がありました。この情報は、時代を先取りした知識かもしれないと解説がありました。この情報を高校生が知ることは貴重な機会であると感じました。Rh式の説明では、Rh +、Rh -、RR・Rr→Rh +、rr→Rh -となり、優勢と劣勢遺伝子の解説がありました。さらに性染色体、ゆう性染色体であっても不活性で有る場合があると説明がありました。また、猫を飼っている生徒を指名し、毛の色から染色体に相違があることの説明がありました。学習プリントの問題を取り上げ、入試に頻出する猫の問題を具体的に示していきます。また、オスの三毛猫が3万分の1の確率で出現する話がありました。遺伝子に関連した多くの説明があり、大変興味深い授業でした。