2年生現代文の授業を紹介します
2年生の現代文の授業を紹介します。単元は、「日本人の美意識」です。
挨拶後、前時に配布した学習プリントについて確認をしました。教科書P200を指示し、「日本人の美意識」について前時までの内容を確認することから授業が始まりました。前時の復習と本時の学習内容の確認は、体系的に学習する上で重要であります。続いて、「美しさ」を表す言葉について図表を使って説明が始まりました。図表の横軸が時代を表し、縦軸が(愛情)「うつくし」〜(汚れないもの)「きよし」を表した図表が板書してあります。また、この図表に「昇格」の表記を加筆した意味がよく理解できました。時代の推移と「美しさ」に関する文語的表現について図表を活用して表現しているところが新鮮であり、大変理解しやすい授業解説であると感じました。
続いて、文章の構成に従って詳しい読解に入っていきます。7行目「この間の事情」とは何かと生徒に質問します。生徒は、「力の世界は、そのまま美の世界に繋がっていた」を的確に解答をしていきます。そして、担当の先生は日本と西洋との文化の相違について触れ、日本人ならではの「日本人の美意識について」解説を加えていきます。また、キーワードとなる語句についてマークをすることの重要性について説明されていました。クラス全体が設問や課題に対して、担当の先生の深い各文章の解説により、内容の濃い読解に結びついていると感じました。