1年生数学Ⅰ・Aの授業を紹介します
1年生の数学Ⅰ・Aの授業を紹介します。単元は、「数と式」です。
授業はまず、四人グループに別れ学習プリントに取り組みました。与えられた時間は15分間です。自力で解きながらわからないところは、グループ内で教えあって良いという設定です。生徒は、まずグループに頼らず、自力解決を基本に取り組んでいます。その後、概ね解き方が分かったところで、グループ内で確認や教えあいが始まりました。プリント学習のテーマは、「記述模試」を念頭に置き答案を仕上げていくという課題です。共通テストに通じる良い取り組みであると感じました。
世界の効果的な学習の中で効果性のある教育の在り方に、「生徒に教師役をやらせる」というものがあります。人に教えるということは、自らの学びに「広がり」や「深まり」を得ることができます。グループ内で、自然発生的に「主体的」、「対話的」なグループ学習の中で、生徒が教師役を努めている場面を観察できました。担当の先生のグループ学習のあり方は、効果性のある学習方法であると感じました。また、グループ学習の際、机間巡視をして、生徒の学習理解度を把握しており、その後の授業の進め方の参考としています。
・ICTを活用し、プロジェクターには「数と式」の問題が、投影されています。演習問題を15分取り組んだ後、各グループから解答の発表がありました。演習問題の1番目について最初のグループが発表しました。グループで導いた解答をプロジェクターに映し、解答のプロセスを説明していきます。見事な解答であり、クラス内から拍手が起こり、生徒の主体的な学習活動を感じる授業でした。