2021年4月の記事一覧
万葉の庭の紹介④
万葉の庭にある「36ツツジ」について紹介します。(万葉の庭〜散策の栞より)
「水伝ふ磯の浦回の石つつじもく咲く道をまた見なむかも」
舎人(巻二ー一八五)
*大意
水の流れる池の礒辺の、いわつつじがいっぱい咲いている道を、またみることがあるだろうか。
*ひと言
この歌の詠み人は、草壁皇子に仕えた舎人(召使い)であったらしい。皇子は天武天皇の子で、天皇後継が確実視されていたが、父帝死後まもなく即位する前に急死してしまった。代わって母親の持統天皇が即位することになるのだが、それはともかく、満開のツツジが舎人の心にまた新たな悲しみを誘ったに違いない(皇子は、ツツジの花の咲き乱れる季節に、惜しまれつつ亡くなったのだろう)
*植物メモ
日本の山野にはツツジの類が多く、野生のものだけでも二十種類以上もあるが、万葉に詠まれているのは、ほとんどがヤマツツジと思われる。現在、漢字で躑躅の字があてられるが、この漢字は(羊が佇んでツツジを食べて斃れる)の意味を持つ。しかし、これに該当する毒性を持つツツジは、レンゲツツジに」が限られるらしい。
サッカー部 関東予選結果の報告③
4月27日(火)駒場サッカースタジアムにおいて、サッカー競技関東予選準決勝が行われました。
対戦相手は強豪武南高校です。
立ち上がりは、両校ともパスワークを主体に試合が進行しました。試合が動いたのは中盤に差し掛かった頃でした。武南高校が右サイドからボールを持ち込み、混戦の中パスを繋げゴールとなりました。武南高校1点リードで前半を折り返しました。
後半戦が始まりました。攻防は拮抗し両校の持ち味であるパスを繋いでのゲームが展開されていきます。時間の経過とともに両校白熱したゲーム展開を見せました。そして、試合終了間際にドラマが起こりました。後半ロスタイムにロングスローをキャプテンの珍田選手が頭で合わせ、バーに当たった跳ね返りを3年山本選手がゴール決め、スタジアムが大きな歓声につつまれました。本当に目の覚める奇跡の同点ゴールでした。ゴールを決めた直後、審判のホイッスルが鳴り、試合は最高潮のまま延長戦に入りました。
延長戦は、両校とも一進一退の攻防で前後半各10分間の時間が瞬く間に過ぎて行きました。西高のシュートがバーに当たる惜しい場面もありました。しかし、両校とも得点をあげることができず、PK戦となりました。
結果は、5対4で武南高校の勝利となりました。西高として最後まで諦めることなくやり切った素晴らしい好ゲームでした。そして、サッカー競技関東予選大会第3位という誇らしい成績を収めました。
6月からはインターハイ予選が始まります。今回の大会で成長できた技術の精度をさらに上げ、今後益々の飛躍を期待しています。「捲土重来」(けんとちょうらい):一度負けた者が土煙を巻き上げる程のポジティブな勢いで、巻き返しをはかり、再び挑戦するという意味の四字熟語です。今後の西高サッカー部はこの「捲土重来」の精神を加えて、再び栄冠に向かって果敢にチャレンジし成果を成し遂げることを期待しています。
離任式が行われました
4月23日(金)に離任式がリモートで行われました。校長先生から、離任された17名の先生方の紹介があり、続けて、当日お越しいただいた先生方から、西高生との思い出話や励ましのお言葉などをいただきました。最後に、管弦楽部による校歌演奏と生徒からの花束贈呈を行い、感謝の気持ちを伝えることができました。
サッカー部 関東予選結果の報告②
4月25日(日)武蔵越生高校においてサッカー競技の関東予選が行われました。対戦相手は、本庄東高校です。
試合開始早々1分に満たないうちに、3年生鈴木選手が見事なゴールを決めました。その後、西高の猛攻が続き2得点目を3年生松田選手が決めました。さらに、3年生の田中選手が3得点目を決めました。この3点までに要した時間は、約10分でした。そして、前半戦を締めくくる得点を本日2得点目となる3年生松田選手が見事にゴールを決めました。西高の怒涛の攻撃で4得点をあげ前半を折り返しました。
後半戦も西高が優勢に試合を展開して行きました。西高の選手のボディーバランスがよく、混戦の状況にあってもボールと相手の間に自らの体をしっかり入れてボールをキープしてから的確なパスを送っています。各選手の瞬発力や持久力がかなりあると思いますが、特にボディーバランスやボディーコントロール良さが際立っていると感じます。これは各種トレーニングと併せて体幹筋においても効果的なトレーニングがおこなわれているのだと感じました。
後半には、3年生キャプテン珍田選手がヘディングを合わせ会心のゴールを決め5得点目をあげました。さらに、3年生山本選手が混戦の中からゴールをあげ、前後半で6対0で勝利し輝かしきベスト4に駒を進めました。次は、関東大会出場を掛けて、4月27日(火)駒場サッカー場で決戦があります。これまで取り組んできた基礎基本練習の徹底と自主自立の精神で培ってきたサッカー部の伝統と精神でこの快進撃を継続して行きましょう。
サッカー部 関東予選結果の報告①
4月24日(土)聖望学園下川崎グランドにおいて、浦和西高校対本庄第一高校の関東予選が行われました。
結果は、前半2−0で折り返し、後半1−1、前後半3−1で勝利しました。
初めの得点は、2年生の白寄選手のアシストで、2年生柳澤選手が見事にゴールを決めました。2年生コンビでのゴールでした。
2得点目は、西高が敵陣に攻めてい時のボールがゴールに流れ込みゴールが決まりました。これは、西高が優勢に敵陣に攻め込んだ結果のゴールでした。
後半の3得点目は、3年生加藤選手のアシストで、3年生山本選手がボールを受け、鮮やかなドリブルを見せて見事にゴールを決めました。3年生コンビでの得点でした。対戦相手の本庄第一高校も終了間際に意地を見せ1得点を返しました。攻守にわたり、バランスよく西高の優勢なゲーム展開で見事に勝利しました。この時点で、ベスト8が決まり、明日ベスト4をかけて本庄東高校と対戦することになります。明日もサッカー部諸君の健闘を祈っています。
斜面林を紹介します①
西高では平成11年から地域に住む住民の方々を中心に、ボランティア団体「浦和西高斜面林友の会」が組織され、それまで放置されていた斜面林の再生を開始しました。
照葉樹を伐採し、土中のゴミを除去し、枕木や自然木を使い土留を行ったそうです。また、下草を保全し、クヌギ、コナラなどの落葉広葉樹を育てるためドングリから苗木を植えました。こうして、10年間の努力の末、林床まで日の光が届くようになりました。
今では、ヤブカンゾウ、ナルコユリといった本来この地に自生していた野草が花をつけるようなりました。
斜面林についてはまた紹介します。
埼玉大学教育学部の高校生向け教職講座が始まりました
4月19日(月)、埼玉大学教育学部による高校生向け連続講座が行われました。本講座は、埼玉大学教育学部さんが教職に関心がある県内の高校生を対象に、オンラインで実施するものです。
この日は、第1回「教師への道」と題され、埼玉大学教育学部で学んでいる学生の皆さんが教師という仕事をどのように考えているか、また、教師になるにはどうしたらよいかなどが扱われました。本校では、1年生から3年生まで計9名の生徒が参加し、熱心に取り組んでいました。
次回第2回は5月17日(月)実施予定です。
万葉の庭の紹介③
万葉の庭にある「10 ウメ」について紹介します。(万葉の庭〜散策の栞より)
「わが苑に梅の花散るひさかたの天より雪の 流れ来るかも」
大伴 旅人(おおともの たびと)(巻五ー八二二)
*大意
「わが園に、梅の花が散る。天から雪が流れてくるのだろうか。」
*ひと言
<世の中にたえて桜のなかりせば春の心はのどけからまし>と詠ったのは、平安期の歌人・在原業平ですが、万葉人の関心は専ら梅。この時代、花見といえば梅見を指した。
旅人のこの歌も、そんな梅見の宴席でやりとりされた梅の歌三十二首の一首。その中には、山上憶良の歌もみえる。
*植物メモ
ウメは中国からの舶来品。万葉の当時花の色はすべて白であったらしい。清楚で気品高く、早春、百花に先駆けて咲く。
Plum blossoms fall and scatter in my garden;
is this snow come streaming from the distant heavens?
By the host,Otomo Tabito
全国高等学校総合文化祭に出展する書道部の作品を紹介します②
第45回全国高等学校総合文化祭が和歌山県において今年7月に開催されます。この全国総合文化祭に本校3年生の塩野谷笑菜さんの書道作品が出展されます。
【塩野谷さんからのコメントを紹介します】
今回私は孫過庭の「書譜」の臨書に挑戦しました。臨書をするにあたって、同じ文字でも変化を持たせるために、線の柔らかさや、とめはねはらいの違いをハッキリさせることを意識して書きました。
今回、県代表作品に選ばれ、10年強、書道を続けてきた努力が報われたようで、とても嬉しかったです。
とコメントを寄せてくれました。まさしく、「農場の法則」(昨日タネを蒔いて、今日収穫することはできない。長い時間をかけ、田を耕し種を蒔き、日々生育のために継続した努力をするという法則) の実践であると思います。日々精進され、大輪の花を咲かせることができたことに敬服します。今年7月の全国高等学校総合文化祭では、全国の多くの方々に鑑賞していただきたいと思います。
全国高等学校総合文化祭に出展する美術・工芸作品を紹介します①
第45回全国高等学校総合文化祭が和歌山県において今年7月に開催されます。この全国総合文化祭に本校3年生の中原穂乃花さんの美術・工芸作品が出展されます。
【中原さんからのコメントを紹介します】:目の中に世界の多彩な植物と四季が描き込まれたドラゴンは自然を象徴しています。人間社会では様々な環境の変化がありますが、自然は依然としてそこにいて、私達を見つめています。その姿をドラゴン(龍)に重ね、作品を作りました。
この作品は、HR棟から管理棟へ入り、事務室に近い通路にあります。世界の芽(細部)にある大きな芽の周りには、小さな突起状のものが無数に散りばめられています。これは、西高に大王松(だいおうしょう)という松があり、その松ぼっくりを加工して作品としているそうです。
大変迫力があり、人間社会や私達を見つめてくれております。制作には、樹脂を化学反応させて形作るなど多くの苦労が結集した力作です。今年7月の全国高等学校総合文化祭では、全国の多くの方々に鑑賞していただきたいと思います。
次回は、同じ全国高等学校総合文化祭に書道部が出展します。その作品を紹介します。
万葉の庭の紹介②
万葉の庭〜散策の栞〜(2010.4.10西麗会総会に寄せられた髙橋会長の巻頭寄稿文を紹介します)
(写真:浦和西高校の過去のHPより)
万葉集4千五百余首のうち、草花や樹木が詠まれている歌は千七百首、その植物の種類は実に百五十種にもおよぶといわれます。万葉人たちが自然を愛し、自然とともに生活していたことがしのばれます。
さて、私たちの母校、浦和西高校には、中庭に「万葉の庭」があります。(中略)しかし誇るべきは、この庭が四半世紀に以上にわたってPTA〜教職員・在校生〜同窓生に受け継がれ、守られてきたことではないでしょうか。
35年前(2010年刊行、故に1975年 昭和50年頃)、PTAの皆さんが西高生たちに万葉人の息吹を伝えたいと自ら草木を持ち寄り、あるいは寄贈を募ったりして、万葉の庭づくりをスタートさせました。
西麗会「万葉の庭」〜散策の栞〜より紹介させていただきました。「万葉の庭」は多くの方々の想いがこめられた西高の伝統や歴史を育んだ貴重な庭であると感じました。
新入生オリエンテーション
4月14日(水)13:20〜体育館において新入生オリエンテーションが行われました。
西高の各行事は生徒による執行委員会が発足し、生徒による企画・準備・行事の
実施が行われます。今回の新入生オリエンテーションの準備は今年の2月に執行部
が発足し準備を重ねてきました。
執行部長は2年7組の松村紅李さんです。コロナ禍の中、準備が大変でしたが執行部
の仲間と共に見事に今日の日を迎えることができました。
オープニングの後、生徒会紹介から始まりました。
新入生オリエンテーションの主な次第は次のとおりです。
1 OP・司会
2 生徒会紹介(生徒準則などについて)
3 行事紹介(体育祭、文化祭など西高の躍動感が伝わってきました)
4 部活動紹介VTR(各運動部、文化部)
(精度の高い編集技術と画像と音楽♪よくマッチしていました)
5 ギター部発表
6 普段着紹介(私服派or制服派)
7 ランウエイ発表(各部ユニフォームでのパフォーマンス:部活動紹介)
8 書道部発表(見事な書道パフォーマンスでした!)
9 MA(ミュージックアソシエーション:代表グループによる演奏動画)プロジェクター発表
10 執行部あいさつ(各執行部員からのあいさつ)
11 西高締め(西高独自の締めです)
西高の各学校行事は、生徒が主体となって執行部を発足し企画運営がなされます。
これまで、永い歴史の中で培われきた伝統であります。校風や伝統の継承は、ラグビー競技
に似ているところがあります。仮にラグビーボールを伝統とすると、前方には投げることは
できず、必ず後方にラグビーボールは投げることになります。このようにして、先輩から後
輩に代々と伝統や校風が継承されていくのだと深く感じました。
新入生オリエンテーション執行部の皆さんご苦労様でした。
万葉の庭の紹介①
本校には、「万葉の庭」といわれる庭があります。
この庭は、管理棟とHR棟の間にある中庭です。
この中庭は、昔はテニスコートだったそうです。
皆さんがよくご存じの「エースをねらえ」の舞台となったテニスコートです。
この万葉の庭には、多種の花や樹木が育っています。
庭の剪定作業は業務主事さんが行ってくれています。
この万葉の庭には万葉集にちなんだ草木の紹介板数多く
設置されており、四季折々の景色を楽しむことができます。
UN Spring Campが行われました
4月9日(金)からUN Spring Campと題して新入生のオリエンテーション行事が行われています。初日は教科オリエンテーションの後に校内ツアーを行い、特別教室や進路指導室などを訪問しました。新入生たちは学習の仕方を学んだり、レクリエーションで親睦を深めたりして西高生となっていきます。この行事は13日までつづきます。