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2021年6月の記事一覧

リモートによる「西高を語る会」を紹介します

6月26日(土)PTA文化部主催による「西高を語る会」をリモート会議システムZoomを使い、フルリモートで実施しました。

昨年はコロナのため実施できませんでしたが、今年は対面を避けそれぞれの自宅でくつろぎながらの参加ということで生徒・卒業生・保護者・教員合わせて47名がそれぞれ自宅からzoomで参加し3つの小グループに分かれて「~デジタルの海の中で~スマホ、PCなどの付き合い方」と題して自由に話し合いました。

スマホの便利さや学習への活用あるいはゲームやSNSといった誘惑へのコントロールについて生徒、卒業生、保護者、教員がそれぞれの立場から活発に考えを発言しあい、予定していた2時間があっという間に過ぎる大変有意義な内容にすることができました。

こういったリモートによる取り組みは、コロナによって制約を受ける中でも活動を実施していくことができるだけでなく、いろいろな事情で自宅を離れることができない、あるいは自宅が遠く来校することがためらわれる、といった方にも企画や行事に参加する機会を大きく広げることができます。今後もさらに努力を重ね進めていきたいと考えています。

3年生日本史Bの授業を紹介します

3年生の日本史Bの授業を紹介します。単元は、「第1時世界大戦と日本①」です。

 本日の学習内容についてまず説明がありました。第1時世界大戦が起きた背景について、生徒に質問しながらこれまで学んだ知識を確認していきます。プロジェクターにはヨーロッパの地図が映し出され、ゲルマン系民族、スラブ系(パン=スラブ主義)のバルカン半島で起きた事象を丁寧に説明がありました。

続いて、バルカン同盟からブルガリアが離脱した背景もわかりやすく説明がありました。地図から、当時の国レベルの動向がよくわかる資料提示であると感じました。

そして、第1次世界大戦の発端となった史実の説明に続きます。生徒には、「それまでの戦争とW.W.1との違いは何か?」生徒は、「塹壕を掘った」「潜水艦を保有した」「機関銃の開発」、また経済的な面からも総動員して総力戦としての戦いであったなど、プロの軍人だけではなく、国民も共に戦う展開につながってくる時代背景を日本の史実も重ねて詳しい説明がありました。生徒は、これまで示された学習資料を整理しながらまとめていきます。また、長引く戦争の終わるきっかけについて説明が続きました。1917年におきた事件を生徒達に考えさせます。生徒はペア学習でこれまでの資料をもとに解答を探っていき、生徒の思考が深まる授業であると感じました。

2年生地理の授業を紹介します

2年生の地理の授業を紹介します。単元は、「世界の気候」~班別グループによる発表会~です。

「気候について」各班別の発表会が行われました。プロジェクターでパワーポイントを使い、司会、質問者を役割として生徒が担当し、発表会が行われました。発表が円滑の行われるための細部の工夫を感じます。①F班:「温帯気候」、地中海性気候・温暖冬季小雨気候、地中海式農業・混合農業、またクイズが用意され温帯の知識を楽しく学べる工夫がありました。発表時間は、8分52秒でした。②E班:「寒帯・亜寒帯の気候の特徴」ツンドラ気候ET付き平均気温10℃未満、分布の特徴、北半球北緯70°、生活や農業、氷雪気候EF、分布の特徴:人がほとんど住めない地域、生活や農業:ほとんどが不可能、亜寒帯湿潤気候Df平均気温-3℃未満、分布:大陸東岸北緯40度以上、生活と農業亜寒帯冬季小雨気候Dw、平均気温-3℃未満、発表時間は、9分20秒でした。

③A班「寒帯・亜寒帯」:ツンドラ気候:平均気温10度未満、北半球北極海沿岸、氷雪気候EF:グリーンランド、亜寒帯湿潤気候Df、農業と生活:農作物、衣、住について説明がありました。また、各発表が終わった後、評価をします。これも、それぞれの分野の知識に「深まり」や「広がり」を得ることができることにつながると感じました。また、質問者のベストクエスチョンを設けており、質問が正対してできることは深い学びに繋がっていくと感じました。本時は、発表会でこれまでのよく考えられた授業の総合的な学習が表現できたのではないかと感じます。各班ともテーマを考えさせ、「主体的」「対話的」であり、素晴らしい学習成果の発表会でありました。

 

2年生数学Bの授業を紹介します

2年生の数学Bの授業を紹介します。単元は、「空間上のベクトル 座標平面に平行な平面の方程式」です。

 本時の学習内容である平面α Z=Cの方程式について丁寧な説明がありました。学習内容を理解し易くするために、X=1の平面図を板書し本時の学習内容と対比しながら説明が展開するところも分かり易く感じました。まとめとして、座標平面に平行な平面の方程式、点A(0,0,0)を通り、yz平面に平行な平面の方程式 x=a など平面の方程式を板書していきます。また、z座標が一定であれば同じ平面座標上に存在するという説明もよく理解できる内容でありました。

 続いて、点Aを通ってあるベクトルに垂直の平面の説明において、チョークペンを2本示し、一方をベクトルとし、もう一方を垂直な平面を示しました。この具体的な視覚上からの説明は大変分かり易い説明でした。内積=0となることを確認し、解説の中からベクトルは、垂直と平行が最重要のキーワードとなることを強調し生徒に伝えています。続いて、平面の方程式を展開し、この平面に垂直な直線を板書で説明がありました。これも、これまで学んできた内容を基に発展問題について解説を交え、丁寧に解答していきます。さらに、平面と平面がぶつかっている図を示し、ぶつかる角度の解き方について詳しく解説がありました。そして、平面の方程式について、また平面に垂直なベクトルの方程式を説明し、本時のまとめとしました。

 

1年生国語総合の授業を紹介します

1年生の国語総合の授業を紹介します。単元は、「古文 随筆 徒然草「これも仁和寺の法師」です。

授業は、学習プリントが配布され、これまで授業で扱った復習を小テスト形式で行いました。時間を約5分とし、タイムプレッシャーのなか行っています。解答した小テストは回収し、生徒の学習状況について把握をされています。授業の流れに無駄がなく、生徒もルーティーン化した流れでよく理解してやっていると感じました。

次に、用言の活用を扱い「人居利」「人ぞ居流」「人こそ」「人居らばよし」「人居ればよし」などこれまでに学習した重要事項について確認をしていきます。続いて、「徒然草」P165〜に入っていきました。「仁和寺」の説明として、距離や風景、話の概要を解説していきます。作者は吉田兼好、(俗称)卜部兼好(うらべかねよし)、兼好法師、随筆、鎌倉時代末(中世)など「徒然草」にまつわる背景や深い知識が次々と説明が続きます。

担当の先生による「仁和寺」の朗読が始まりました。音読の抑揚、強弱の表現など豊であると感じました。プロジェクターに「鼎の壺」の写真を映し出し、足が3本あることから、「鼎談」とは「三人で話し合うこと」と説明がありました。視覚教材や学習プリンなど、学習を進める上で重要事項をおさえながら、無駄のない洗練された授業であると感じました。

3年生現代文の授業を紹介します

3年生の現代文を紹介します。単元は、森鴎外の「舞姫」です。

授業の冒頭、学習プリントが配布され、生徒は各設問に解答をしていきます。学習プリントは、登場人物の表情や背景について巧妙に描かれており、生徒の学習内容の理解の大きな手助けになっていると感じました。また、各設問は読解を進める中で登場人物の心情や背景を問う内容であり、「舞姫」について深く学んでいける学習プリントであると感じました。

 学習プリントの解答について、ペアワークを活用して互いの解答していきます。互いの意見交換が活発で、「主体的」、「対話的」な学びが進められている授業です。そこで、学習プリントの解答について、生徒を指名し解答します。解答内容についてクラス全員で確認していきます。どの生徒も、解答の内容を共に享受し重要事項の確認ができます。生徒の解答をもとに、登場人物の心情などを付け加えるようにし、正しい解釈に導いていきます。この授業は、生徒の主体的な学習活動を支援しながら、正しい解釈や認識に導いていく授業であり、奥が深く興味深く学べる授業であると感じました。

3年生現代社会の授業を紹介します

3年生の現代社会の授業を紹介します。単元は、「消費者問題」です。

授業のはじめに国際政治の学習のため「映像の世紀」(毛沢東)を視聴しました。当時、日中戦争の状況下における中国と日本の政局の対比を表現していました。また、日本と関係のあった諸国との関わりも映像により表現されていました。当時の状況がよく描かれており、臨場感を持って理解することができます。

本時の学習の内容「消費者問題」についてです。パワーポイントを活用し、「消費者の自覚」とスライドで示してあります。「賢い消費者とは、どんな消費者だと思いますか?」について、ペアワークで話し合いました。その結果、生徒を指名し回答させていきます。さらに、「社会にとって良い消費者とは?」と質問を続け、ペアワークで話し合う内容を深めていきます。また、消費者行政にふれ、消費者保護の観点より一連の消費者問題について、森永ヒ素ミルク事件、スモン病事件の後、消費者基本法1968年が法律が制定されるまでの社会的背景を説明がありました。

また、クーリングオフが成立するときとそうでない場合に触れ具体例を示しました。また、マルチ商法などの悪徳商法など関連した具体例を出し、消費者として被害を受けないためには、どうすればよいかなど説明がありました。また、個人として契約を結ぶことに触れ、法律にしたがって責任ある消費行動の重要性を強調した授業でした。

2年生日本史の授業を紹介します

2年生の日本史の授業を紹介します。単元は、「第6章幕藩体制の確立」第1節織豊政権「豊臣秀吉の全国統一②」です。

本時の単元内容にしたがって授業が進んでいきます。検地帳(御前帳)の説明においては、1反当たりの標準生産高=石盛、石盛✖️面積=石高など具体的な数値を示しながら学習プリントにまとめていきます。また、秀吉の政策において、石高に応じ軍役を奉仕させる説明も興味深い内容であると感じました。続いて、「刀狩」の解説には、生徒を指名し本文を音読させます。そして、次々に生徒に「刀狩」に関する質問をしていきます。

本時の学習ポイントとして、統一を完成した秀吉が、様々な政策を紹介しながら、兵農分離を進めていく様子が大変理解しやすい説明であると感じました。また、バテレン(パードレ:宣教師)追放令の説明も時代の流れや時系列とともに解説が大変分かり易いと感じました。各年代の事件:海賊取締令、サンフェリペ号事件など時代背景や出来事とともに詳しい説明があり、臨場感とともに生徒も理解しやすい授業であると感じました。

3年生現代文βの授業を紹介します。

3年生現代文βの授業を紹介します。単元は、「WINSTEP 古典 ④和歌を理解しよう」です。

授業の始まりは「読書レポート」と記されているプリントが配布されました。これには、推薦図書が記されており、定められた期日までにレポートを作成し、提出する課題であります。本質的な国語力を向上させるためには、読書は大変重要な課題であると思います。

・続いて「和歌を理解しよう」(栄花物語)の演習問題を読んで問いに答える課題です。解答時間は25分間です。その間、担当の先生は黒板に、①登場人物、②和歌。③文法・え〜ぬ、・ばや、らむ など設問の解答に関する内容を示していきます。25分後、生徒は次々に指名され、演習問題の解答していきます。

板書した内容は、この和歌の解き方の方向性を示してあり、学びやすい板書であると感じました。登場人物について、その人柄や背景も合わせて説明していきます。また、「え〜ぬ(打消し)」などの文法表現も板書しながら解説が続きます。次に、文書の内容に詳しく触れ具体的な情景をイメージできるように解説を深めていきます。大変分かりやすい授業であると感じました。

サッカー部 全国高校総体埼玉県予選試合結果報告

6月19日(日)埼玉工業大学におきまして、全国高校総体埼玉県予選大会 サッカー競技の試合結果を報告します。これまで西高サッカー部は順調に駒を進め、本日は準々決勝での試合です。対戦相手は、県北部の強豪校正智深谷高校です。

小雨の降るなか、両校とも持ち味を出しながら攻防が続きます。前半は、西高の縦のパスからゴールに迫る攻めを見せるも、得点には繋がらず0対0で前半を折り返しました。

ゲームが動いたのは、後半30分ごろ相手正智深谷のフリーキックからゴール中央付近に上がったボールを相手選手がヘディングを決め、正智深谷が得点をあげました。その後、西高は巧みなパスワークから縦やサイドからボールを運び、ゴールを狙いますがなかなか得点にはつながらず試合終了しました。しかし、西高の選手は最後まで諦めることなく全力でプレーしている姿が印象的な試合でした。今後、選手権に向けての試合があります。今回の結果をバネとして、西高サッカー部の益々の活躍を期待しています。