2025年8月の記事一覧
【地歴公民科】夏休みスタディーツアーズ2025 〜障害者アートに出会う
有志を募って行われる高校版社会科見学ツアー「スタディーツアーズ」。
夏休み第2弾の企画が、8月25日に行われ、川口市にある社会福祉法人 みぬま福祉会「工房集」を訪問しました。
「工房集」は福祉施設であり、障害をもった人が絵画、織り、ステンドグラス、木工、漫画などのアート活動を行う拠点です。「工房集」から生み出される作品は、既存の概念や発想に縛られない豊かな表現で、国内外の展覧会への出店、企業とのコラボによる商品化、メディアへの露出など、様々な場面で活躍されています。最近では、いろいろな場面で障害者アートを見る機会が増えてきています。
その「工房集」で、作品の鑑賞、アーティストの方々との交流、アトリエ見学などをさせてもらいました。
昨年度に引き続き、参加してくれた生徒もいて、「工房集」に流れるクリエイティブな空間を楽しみました。
上質で自由なアートに触れることはもちろん、福祉や商品企画の面でも、いろいろ考える機会をいただくことができました。素晴らしい出会いでした。
【オーストラリア研修】最終日〜無事に帰国!
出発の朝。朝6時にホテルロビーに集合&出発。
最後の夜、最後の最後まで楽しんだ生徒は、ほとんど寝てない様子でしたが、しっかり集合。
順調に空港に到着しましたが、まさかの飛行機の約2時間の遅延!
文字通り、時間を潰しました(教員はフライト中止にならないかとドキドキしてました)
帰りも約9時間のフライトを無事に終え、帰国です!
校長が迎えしてくれました。
生徒は「終わりたくない」「帰ってきたくなかった」と口にはしていましたが、安堵の表情でした。
同じく迎えてくれた生徒のご家族に囲まれ、遂に本研修は解散です。
成長した生徒たちがご家族のもとに無事に戻り、教員も安堵しました。
この研修レポートもこれで終わりです。
いつも記事を読んでいただき、ありがとうございました。
この研修の総括は、生徒たちが文化祭でブースを設置して彼らの言葉や声で報告しますので、それにお任せしたいと思います。ぜひ、文化祭(9月6日、7日)にお越しいただき、ブースを訪れてみてください。
【オーストラリア研修】11日目〜ありがとう!タンボリンマウンテン!
お別れの時です。
私たちは空港のあるブリスベンに向かうため、お世話になったタンボリンマウンテンを去るときが遂にやってきました。
出発地点であるタンボリンマウンテン公立高校に、ホストファミリーやバディ、コーディネーターの先生が見送りに来てくれました。
集合時間から出発まで30分。心の底から別れを惜しんでいる生徒とホストファミリーに、教員ももらい泣きです。心暖かいタンボリンマウンテンの人たちのホスピタリティーはもちろんのこと、きっと本校生徒たちも誠意を尽くしてこの9日間を過ごしたからこそ、この別れの寂しさがあるのだと思います。
ブリスベンに到着後は、各自、市内を散策。お土産の購入や都会の雰囲気を味わっていました。
夕食後、ホテルの屋上で夜景を楽しんだり、最後の夜を仲間たちと惜しんでいました。
さあ、明日には帰国です!
【オーストラリア研修】10日目〜忘れられない夕べ
いよいよ、タンボリンマウンテン公立高校での研修は最終日です。
すでに「帰りたくない!」という声もチラホラ。
1時間目は、現地校の生徒と体育館で体育の授業。バドミントンやバスケットボール、サッカーなどで一緒に汗を流していました。
2時間目は、図書館をお借りして、日本語の授業の生徒をお招きして、日本の文化を紹介しました。折り紙、福笑い、書道などを紹介するブースを設置して、現地校生と交流を深めました。本校生徒はすっかり慣れたように現地校生とコミュニケーションをとって日本の文化を紹介していました。
3時間目は、英会話の授業で、ホストファミリーなどのお世話になった人たちへの手紙を書きました。現地校の先生が添削してくれました。みんな、一生懸命に感謝の気持ちを言葉にしていました。たくさんの思い出が書いてあって、本当によくしてもらったことが伝わってきました。ホストファミリーの犬にまで手紙を書くと意気込んでいる生徒もいました。
4時間目は、セカンド昼休みにお披露目するダンスのリハーサルです。少ない時間の中で、学年関係なく声を掛け合って最後の調整をしていました。
そして、セカンド昼休みに、学校のホールで感謝のダンスの披露をしました。ケーキカットでスタート!お披露目したのはYOASOBIの『アイドル』にオタクダンスを加えたもの。大盛り上がりでした!
5時間目は、研修の修了式を行いました。修了証とお土産をいただきました。みんなが大好きな英会話の先生から全員に手渡しでいただきました。
放課後、近くのボーイスカウトのキャンプ場で、Farewell Party(お別れ会)を開催してもらいました。ボーイ&ガールスカウトの生徒たちを中心に企画運営してくれて、ホストファミリーやバディが来てくれて、ゲームや夕食、キャンプファイヤーを楽しみました。生徒たちはダンスを再びお披露目して、感謝を伝えました。本当に本当に心温まる会でした。生徒たちにとって一生忘れない夕べになったと思います。
明日は、いよいよホストファミリーとのお別れです。そして、私たちはブリスベンに向かいます。
【オーストラリア研修】9日目〜やっとコアラに会えた!
本日は、ドリームワールド(Dream World)というテーマパークへバディと共にお出かけ(研修)しました。
ドリームワールドは、タンボリンマウンテンからバスで30分ぐらいのところにある複合型テーマパーク(東武動物公園みたい!)で、みんなでバスに乗って行きました。
まず、コアラを抱っこした飼育員から、コアラの生態や環境について説明がありました。説明の後に、たくさん質問を投げかけるバディたちが印象的でした。特別にコアラに触れる機会も用意してもらいました。生徒たちも大興奮でした。その他にも、カンガルーやミミナガバンディクートなどのオーストラリアの固有種やワニ、トラなども観察しました。
そして、バディたちと園内を散策しました。小学生から高校3年生まで様々な年齢層がいるバディと本校生徒が、お互いに思いやりながらコミュニケーションをとって、今日1日を楽しんでいました。
ここでのレポートは、日中のことだけですが、夜はそれぞれのホストファミリーが用意してくれたアクティビティーを生徒たちは楽しんでいるようです。どうやら今日はキャンプ泊をするホストファミリーがあるみたいです。もう終わりが見えてきました。残り少し、存分に楽しんで、多くのことを吸収してください!
【オーストラリア研修】8日目〜スト決行!スペシャル授業も決行!
予告通り、私たちが滞在しているクイーンズランド州の4000人の教員たちがストライキを決行しました。そのため、学校は休みになりました。当初の予定は全てナシになり、学校に来た数人の先生たちと、20名弱の生徒たち(親が警察や消防など休めない仕事に従事しているなどの事情のある生徒)と、私たちでスペシャル授業をすることになりました。
大きな教室にみんな集まって、みんなでアクティビティをしました。
まず、「2つの真実と1つの嘘のゲーム」。自分に関する3つの文を書き、そのうちの1つは嘘にして、相手に見抜いてもらうゲームです。自己紹介を兼ねていて、会話が弾みます。
次に、「ヘッドハンズ」。頭に巻いたバンドに挟み込んだカードが何なのか、他のプレイヤーに質問して当てるゲームです。カードに書いてあるものが分かっても、その英単語が分からなくて、ヒントを出し合っている姿が印象的でした。日本の生徒は、日常のものほど、英語でなんて言って良いか分からないんですよね。
そして、「早口ことば」です。英語と日本のそれぞれの早口ことばが書かれているプリントが配られ、お互いに教え合います。リズム良く言えるように、お互い一生懸命教え合っていました。
お昼休み(前半)を挟んで、「スクラブル」という英単語をつなげていくゲームや、質問をしながら相手の手元にある人物を当てるボードゲームに取り組みました。
そして、残りの時間で、日本のおはじきや、こま、けん玉、あやとり等で交流を行いました。今日一日、ずっと話したり、聞いたりで、今まで一番集中力を使っているので、ちょっと本校生徒に疲れがみえました。頑張っています、みんな!
お昼休み(後半)の後は、最後に外でクリケット&ブーメランをしました。はじめてのクリケットに最初は困惑していましたが、現地校の生徒たちと声援を送ったり、一緒に喜んだり、最後は大盛り上がりでした。
ストライキという日本の学校ではない経験をできて、いい勉強になったと思います。さらに、そのような中で、現地校の先生方や生徒が様々な工夫をしてくれて、スペシャルな学びを本校生徒はすることができたと思います。ありがとうございました!明日は、ドリームランドというテーマパークでバディと校外学習です!
【令和7年度 文化祭(西高祭)】開催のお知らせ
今年度の文化祭のテーマは「西春の在処」です。
以下の日程で行います。
9月6日(土)13:00~16:00
9月7日(日) 9:30~14:30
来場に関して、予約は必要ありません。
夏休み中も、文化祭成功に向けて着々と準備を進めています。
9月上旬なので、まだまだ暑い日が続くかと思いますが、たくさんのご来場をお待ちしております!
【オーストラリア研修】7日目〜ストライキ前日!?
今日も快晴で暖かいタンボリンマウンテン。生徒たちもバティと一緒に元気に登校です。
コーディネーターの先生が用意してくれるフルーツ(特にリンゴ!)を食べるのが、生徒たちのお気に入り。こちらのフルーツは、日本みたいに甘くすぎず、スナック菓子みたいに丸かじりで気軽にボリボリ食べれるのがいいみたいです。人気ですぐになくなってしまうので、コーディネーターの先生が「ホストファミリーはちゃんとご飯出してるのか?」と冗談まじりに心配しています(それは、ちゃんと食べさせてもらっているみたいです)。
さて、1時間目はいつも通りの英会話の授業。今日は、日常会話で使う「言い回し」や「慣用句」のお勉強。そのリストを渡されて、「例文を作ってみて!」と指示されましたが、普段見慣れない表現を英語で書いてある意味で理解して、それを使って英文を作るのは、なかなか難しかったみたいです。これをしっかり使いこなせば、地元民の言っていることがより理解できるかも!?
2時間目は、現地校の日本語の授業に再びお邪魔しました。クイズ形式で日本の動物やオーストラリアの動物を紹介し合う盛り上がる授業でした。オーストラリアもICT機器を上手に使って、楽しく工夫された授業を行なっていて勉強になりました。
3時間目の英会話の授業は、ロールプレイの英会話でした。旅行客にインタビューするシチュエーションで、今の生徒たちの状況を英語で表現するなど、1時間目に比べると、みんな活き活き取り組んでいました。
4時間目は、芸術の授業でした。オーストラリア名物のブーメランを思い思いにペインティングしました。さすが西高生!センスの良いブーメランを量産していました。同じ班の現地校の生徒に、自分のブーメランに名前を書いてもらうなど、交流を深めていました。
5時間目は、なんと数学の授業!しかも、ランダムに中学1年生〜高校3年生の授業に割り振られました。中学1年生の授業では、先生が現地校の生徒をいつも注意していたり、高校三年生の最もハイレベルなクラスの授業は、内容が積分だったので、チンプンカンプンだったり、それぞれ現地校のリアルな姿が見ることができたと思います。
明日は、教員によるストライキが予定されています。このままストライキが決行された場合は、ほとんどの現地校の生徒は来ないそうです。その場合でも、本校生徒は登校して、英会話の授業などを受ける予定です。なかなか日本では経験できないことに、生徒はドキドキしています。さあ、明日どうなるかは、お楽しみに!
【オーストラリア研修】6日目〜全校集会でご挨拶
今日は、冬なのに20度越えということで暖かく快適な日です。
登校してきた本校生徒たちに「週末、何したの?」と聞くと...
「ゴールドコーストでショッピング」
「テーマパークに連れていってもらった」
「いちご狩りに行った」
「ラグビーの試合を見に行って、スター選手と写真を撮った」
「コアラを見に行った」
「外で焚き火をして星を見た」などなど
それぞれのホストファミリーと素敵な週末を過ごしたみたいです。
さて、現地校での研修2日目は...
1時間目の前に、全校集会があり、そこで浦和西高校の生徒たちが紹介され、2年生のリーダーが素晴らしいスピーチをしてくれました。
1時間目は、英会話の授業。ペアまたは3人で、先生の用意した会話文の穴埋めを考えながら、実際にみんなの前で会話をするレッスン。日本の英語の授業では見かけない難しい単語や表現があって、日本と現地での英会話レッスンの違いを感じることができたと思います。
2時間目は、現地校のメディアの授業に参加。実際にビデオカメラを片手に、校内の施設を手分けして撮影し、学校の紹介ビデオを作るアクティビティーをしました。日本の曲に合わせてダンスをして動画を撮影したり、現地校の生徒の指示をしっかり聞いてセリフを言ったりと、授業を通じて交流を深めていました。
昼休み(前半)を挟んでの、3時間目は、再び英会話の授業。今度は、レポーターになったつもりで、台本を完成させ、みんなの前で発表します。BGMも用意されていて、臨場感がありました。そして、残りの時間で、シチュエーションに合わせた英会話。こちらは、1からセリフを考えて、みんなの前で発表。みんなちゃんとできていて、先生からもお褒めの言葉をもらいました。
4時間目は、現地校の幼児教育の授業に参加。小麦粉で粘土を作りました。小さな子供が誤って食べても大丈夫なように小麦粉で作るそうです。コネコネしたり、色をつけたり、ちょっと食べてみたり(しょっぱい!)、と楽しく学んでいました。現地校の生徒との会話がだいぶスムーズにできていて、成長を感じて感動しました。
昼休み(後半)を挟んでの、5時間目は、引き続き幼児教育の授業でしたが、予定より授業が早く進んでしまったので、バスケットボールかカードゲームで交流を深める時間になりました。久々に体を動かして、みんな楽しそうでした。
昼休みはバディと一緒に過ごすのですが、みんな慣れてきて、ごく自然にコミュニケーションをとっています。まだまだ疲れることや大変なこともあると思いますが、確実に成長していることを実感し、みんないい顔しています。今日で、この研修も折り返し。後悔ないように存分に楽しんでください!
【オーストラリア研修】4&5日目〜タンボリンマウンテンの簡単な紹介
週末の2日間は、生徒たちはホストファミリーと過ごしています。どんな週末だったかは、週明けのお楽しみにして、今回は、ステイ先のタンボリンマウンテンについて簡単に紹介させてもらいます。
タンボリンマウンテンは、ブリスベンから車で1時間、ゴールドコーストからは45分の内陸部の山岳地帯にある小さな街です。標高は500メートル程度だそうで、丘の上にある街という感じです。そのためか、温暖な冬であるこの地域でも朝夕は冷え込みます(日本ほどではないですが)。
街自体は小ぢんまりした静かな街です。国立公園の中にある街でもあり、自然豊かで、多くのハイカーを週末に見かけます。1〜2時間程度のハイキングコースがたくさんあります。
メインストリートの一つである「ギャラリーウォーク」は、その名の通りギャラリーや飲食店が立ち並んでおり、観光客で賑わっています。
住宅街の街並みは、日本に比べるとすごーく大きな家が立ち並んでいて、高級住宅街の様相です(別荘地でもあるそうです)。
たくさんの鳥たちがさえずる平和的な雰囲気と温かな人々が迎えてくれるこの街は、高校生のステイ先に適していると思います。特に、初めての海外の生徒が多いこの研修では、安心して暮らせる街だと思います。本校生徒以外にも日本の高校生か大学生をよく目にします。
この素敵な街で、生徒たちはどんな週末を過ごしているのでしょう。
【オーストラリア研修】3日目〜現地校での研修スタート!
本日からタンボリンマウンテン公立高校での研修がスタートです!
ホストファミリーが用意してくれたランチボックスを持って生徒が登校!ちょっぴり疲れが抜けてない様子の本校生徒ですが、昨晩のホストファミリーとの思い出を興奮気味に報告してくれました。
まずは、オリエンテーション!今回の研修のコーディネーターの先生からレクチャーがありました。日本人がちょっぴり苦手な「ちゃんと伝えること」の大切さを学びました。
突然、サプライズ避難訓練!いい経験です!
2時間目は、日本語の授業を受講している7年生(日本の中学1年生)による校内ツアー。先生の工夫で、校内にいるポケモンを探しながら校内探検します。年下に対して優しい西高生の一面が垣間見れました。
そして、ファースト昼休み(ここは昼休みが2回あります!2回目は4時間目と5時間目の間)に、バディとのウェルカム・ティー・パーティー。まだちょっとぎこちない部分はありますが、頑張って会話に挑戦していました。英語で会話を続けるってなかなか難しいですよね。
3時間目は、英会話の授業。自己紹介やゲームをしました。
4、5時間目は、現地校の授業に参加。12年生(日本の高校3年生)のホスピタリティ(おもてなし)の授業。オーストラリアのお菓子「ラミントン」を一緒に作りました。今度は年上の先輩たちとの共同作業。お互い助け合いながら、力を合わせてお菓子作りに励んでいました。出来上がったラミントンは、お持ち帰りしてホストファミリーと一緒に食べるみたいです。
明日から週末です!この週末はホストファリミーと過ごします。どこかに連れて行ってもらったり、一緒に何かをしたり、各々の過ごし方で週末を楽しむ予定です。それは教員は覗くことができないので、週明け生徒たちにインタビューしてご報告します!